湯一介                                      もどる

先生のプロフィール(御著書からの抜粋)
1927年、天津生まれ、本籍は湖北省の黄梅県、
1951年北京大学哲学系卒業、1991年北京大学哲学系教授、
2004年現在同名誉教授、国際中国哲学学会理事など、
また国家プロジェクト「儒蔵」の中心メンバーでもある、
著書に「中国伝統哲学中の真善美」、「中国伝統哲学の範疇体系の諸問題について」、
「当代学者自選文庫 湯一介卷」など、

「魏晋南北朝時代の道教」目録
第1章 前書き/ 第2章 「太平経」―道徳誕生の思想的準備/ 第3章 道徳の
誕生/ 第4章 「老子想爾注」と「老子河上公注」/ 第5章 三国西晋時代の道教に
対する制限/ 第6章 道教の南北朝時代に於ける発展/ 第7章 道教のために理論
体系をうち立てた思想家、葛洪/ 第8章 道教のために比較的完備された道教の教儀を
うち立てた思想家、寇謙之/ 第9章 道教のために初めて経典目録を作った思想家、
陸修静/ 第10章 道教のために神仙の系譜と伝授の歴史を書いた思想家、陶弘景/
第11章 仏教と道教の争い(1)―「老子胡に化す」問題に関する論争/
第12章 仏教と道教の争い(2)―生死・神形の問題に関する論争/
第13章 「承負」説と「輪廻」説/ 第14章 「出世」と「入世」/
付録 (S.4226)「敦煌本太平経」残巻/ 後書き

「中国伝統文化中の儒教・道教・仏教」目録
中国伝統哲学中の真善美問題について/ 中国伝統哲学の範疇体系の諸問題について/
儒家の境界観について/ 孔子について/ 「道徳経」がうち立てた哲学大系の方法に
ついて/ 道徳の誕生とその特徴について/ 早期道教の発展について/
「太平経」の成立問題に関して/ 「太平経」中の「気」の概念の分析/
早期道教の生死・神形問題に関する理論についての略論/ 「世説新語」読書ノート/
インド仏教の中国伝来から見た比較哲学・比較宗教学の意義についての研究/
インド仏教の中国伝来から見た中国の文化的発展の若干の問題/
唐代廃仏の根拠/ 「功徳使」考/ 「全世界グローバル化意識」と「ルーツ意識」の
結合/ 中国文化の世界化は、世界文化の中国化でもある/ いかに中国文化を発展
させるか/ 中国哲学史と中国思想史/ 近年の中国哲学史研究の新たな進展/
国外の中国哲学研究一瞥


「仏教と中国文化」 目録
中国に於ける仏教
 文化の双方向選択―インド仏教の中国輸入に関する考察―/
 魏晋の玄学と魏晋時代の仏教/ 魏晋南北朝時代の反仏教思潮/
 僧肇『肇論』の中国哲学史上に於ける位地付け/
 南北朝仏教学の道家「重玄学
」(般若・涅槃学の発展を経て起こった玄学)構築に
 対する意義/ 唐代排仏の根拠―『全唐文』読書ノート―/ 天台宗概説/
 華厳「十玄門」の哲学的意義/
仏教と儒・道
 儒・道・仏の生死観/ 何承天と仏教/ 仏・道の「老子化胡」
(老子が天竺に行き
 教化した結果、仏教が生まれたとする)問題に関する論争/
 仏・道の生死、神形(精神と肉体)問題に関する論争/
 道教の「承負」説
(先人の過失を後人が承け負担するとする説)と仏教の「輪廻」説/
 仏教の「出世」と道教の「入世」
禅宗の超越
 禅宗思想に於ける内在性と超越性について論ずる/ 禅宗の「覚」と「迷」/
 印順法師『中国禅宗史』序/ 禅師の語る禅宗/
仏教文献考
 米国プリンストン大学所蔵『磧砂藏』についての記録/
 「功徳使」考―『資治通鑒』読書ノート―/ 湯用
『校点高僧傳』序(□は「丹」に「彡」)
 『般若波羅密多心經』講義