王文進 もどる
先生のプロフィール(御著書からの抜粋)
魏晋南北朝文学を主専攻、台湾大学中国文学研究所で博士号。
現在、国立東華大学中国語文学系主任。
「六朝詩中の巧似の言について」、「洛陽伽藍記研究―浄土上の風煙」などの著あり。
「南朝辺塞詩新論」は、1988年から1997年にかけて発表した辺塞詩関連の論文集。
「南朝辺塞詩新論」目録
1 はじめに/
2 辺塞詩が南朝に形成されたことの理論上の問題/
2‐1 現代の文学史家の南朝文学に対する見方/
2‐2 唐初の史家の南北文学観/ 2‐3 南朝辺塞詩の美学上の性格/
3 南朝辺塞詩の時空思惟/
3‐1 漢胡戦争の歴史的岩盤/ 3‐2 南朝士人の北都への未練と都観/
3‐3 その他の詩作中に於ける時空座標/
4 南朝辺塞詩の類型/
4‐1 辺塞詩と閨怨詩の間の脈絡/ 4‐2 遊侠詩と辺塞詩の詩風の交流/
4‐3 馬およびその他辺塞詩の主題の推移/
5 南朝辺塞詩の後世に対する影響/
5‐1 初唐の辺塞詩の詩風に対する啓発/
5‐2 盛唐・中唐・晩唐の辺塞詩の詩風に見られる軌跡/
5‐3 宋代の辺塞詩詞との遥かなる約束/
6 結論/ 参考文献目録/
附録;南朝文人の「歴史的想像」と「山水關懷」―「辺塞詩」の「大漢圖騰」と「山水詩」の「欣於所遇」